
こんにちは! cookfilm.blog管理人のmuunです。
給料日が近づくと、お財布の中身も少し寂しくなってきますよね。 でも、そんな時でも美味しいものが食べたい!
今回は、そんな僕のワガママを叶えてくれる、シチリア生まれの「貧乏人のスパゲッティ(スパゲッティ・アッラ・モッリーカ)」をご紹介します。
貧乏人なんて悲しい名前ですが、これが本当に絶品なんです。 材料はシンプルなのに、香ばしいパン粉の風味が食欲をそそり、一口食べれば旨味のビッグバン!あまりの美味しさに、給料日まで乗り切れそうです(笑)。
材料(1人分)

- パスタ: 100g(お好みで。今回はモリサーナ1.6mmを使いましたが、太めの方がソースが絡みやすいのでおすすめです)
- ニンニク: 1かけ
- アンチョビ: 1尾(チューブなら5cm程度)
- 唐辛子: 1本
- パン粉: 20g程度(多めが美味しいです)
- イタリアンパセリ: 適量(手に入らない場合はフレンチパセリでOK)
- オリーブオイル: 炒め用と仕上げ用で分けるのがおすすめです。
作り方
1. 湯を沸かす

まず、パスタを茹でるための湯を沸かします。塩は「味噌汁を少し薄くした程度」を目安に入れてください。
2. パン粉を炒める

フライパンに油をひかずにパン粉を入れ、弱火でじっくり炒めます。焦がさないように混ぜながら、きつね色になり、香ばしい香りがしてきたら皿に取り出しておきます。これが、このパスタの最大のアクセントになります。
3. ソースを作る

パン粉を炒めた後のフライパンを軽く拭き、オリーブオイル(炒め用)、みじん切りにしたニンニク、唐辛子を加えて、弱火で香りが立つまで炒めます。
ニンニクの香りが立ったら、アンチョビを加えてきつね色になるまで炒めます。そこに水(パスタのゆで汁だと塩辛いかも)を加えて煮立ててから火を止めます。アンチョビが溶け、全体が乳化してとろみがつきます。
4. 仕上げる
パスタが茹で上がる直前にソースの入ったフライパンを再び温め、刻んだパセリの半量を加えます。
茹で上がったパスタの水気をしっかり切り、フライパンに投入。仕上げ用の良いオリーブオイルを回しかけ、手早く全体を混ぜ合わせます。この「混ぜる」工程を**「マンテカトゥーラ」**といい、パスタとソースを絡めて乳化させることで、お店のような一体感のある味に仕上がります。
5. 盛り付けて完成
お皿に盛り付け、たっぷり炒めたパン粉を振りかけます。残りのパセリを飾りにのせたら完成です。
【このパスタの魅力】
香ばしいパン粉のサクサクとした食感、アンチョビの凝縮された旨味、そしてニンニクの香りが、口の中で見事に調和します。
以前にご紹介した「貧乏人のパスタ」は材料が贅沢な料理でしたが、今回のモリーカは、少ない材料で満足感を得られる、まさに庶民の味方です。
秋の夜長に、仕事終わりの一杯とともにこの一皿があれば、最高の時間になりますね。ぜひ、給料日前に試してみてください!