平日の夜、仕事で疲れ切って帰宅してから「すぐに作れる麺が楽だ、今日のパスタ、何グラムで何を入れるんだっけ…」とレシピ検索で迷子になるのは大変ですよね。
そこでおすすめなのが、「オイル系」「トマト系」「クリーム系」という基本の3つのソースの型を覚えておき、その日の気分や冷蔵庫の在庫に合わせて具材を入れ替えていく考え方です。
ベースの考え方さえ分かっていれば、既存のレシピも「今日はオイル系でこんな感じ」「今日はトマトでガッツリ」と、自分なりにアレンジしながら使えるようになり、パスタ作りが格段に楽になります。
1. オイル系パスタのベース:シンプル&失敗なし

オイル系は、いちばんシンプルで失敗が少なく、平日の夜にサッと作りやすいソースです。
基本は「オリーブオイル+にんにく+唐辛子(あれば)」に、ベーコン、きのこ、アンチョビ、ツナ缶などを足していくイメージで、具材を変えるだけでいくらでもバリエーションが広がります。
オイル系パスタの作り方のポイント
- 冷たい状態のフライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火でじっくり香りを引き出すことが重要です。
- にんにくがきつね色になったら、ベーコンや、きのこなど油と相性のよい具材を炒めます。
- 茹で上がったパスタと茹で汁少しを加え、フライパンの中で「和える」感覚でソースを乳化させましょう。
オイル系パスタの味変アイデア
- レモン汁を少し絞ってさっぱりさせる
- しょうゆをほんの少しだけ加えて和風寄りにする
- チーズや黒こしょうをしっかり効かせてワインに合う一皿にする
2. トマト系パスタのベース:ワンパンも可能なガッツリ系

トマト系は、「今日は少しガッツリ食べたい」「赤いソースでパスタらしいパスタが食べたい」ときに頼りになるベースです。
トマト缶はもちろん、トマトジュースを使ったワンパンパスタも、同じ「トマトの酸味と甘みを生かしたソース」という大きな枠の中に入ります。
トマト系パスタの作り方のポイント
- オリーブオイルとにんにくを弱火で温め、香りが立ったら具材などのベーコンやソーセージ、玉ねぎなどを炒めます。
- トマトジュースやトマト缶を加え、塩を少し足して煮込み、酸味が少し丸くなってきたところでパスタと合わせます。
トマトジュースのワンパンパスタの場合
- フライパンにオイルとにんにくを入れて香りを出し、具材を炒めたら、トマトジュースと水、調味料、乾燥パスタを一度に入れて煮込んでいくのが最大の特徴です。
- 水分が足りなくなりそうなら少しずつ足し、パスタがちょうどよく柔らかくなったタイミングで火を止めます。
- 【味調整】酸味が強く感じる場合は、少量の砂糖やバターなどを加えると味がまろやかに。
- 【仕上げ】仕上げにオリーブオイルをもう一度ひと回ししてコクと香りを乗せます。
トマト系パスタの詳しい作り方やワンパンパスタのコツは、トマトジュースで濃厚ワンパンパスタの記事でも解説しています。
3. クリーム系パスタのベース:ご褒美感を出したいときに

クリーム系は、「ちょっとご褒美感を出したい」「週末のランチを少し贅沢にしたい」ときに活躍するベースです。生クリームを使った濃厚なソースはもちろん、牛乳や豆乳、粉チーズなどを組み合わせることで、もう少し軽めのクリームソースも作れます。
クリーム系パスタの作り方のポイント
- バターでベーコンや玉ねぎ、きのこを炒めます。
- 炒めた具材に生クリームとチーズを加えて軽く煮詰めて十分コクのあるソースになります。軽く仕上げたい方は牛乳や豆乳を。
クリーム系パスタの失敗を防ぐコツ
- 乳製品(牛乳、生クリーム)を加えたあとは強火でグツグツ煮立てないこと。分離の原因になります。
- 塩気は最後に調整しましょう。
- パスタの茹で汁を少しずつ足しながら濃度を整えます。
- カルボナーラ系のように卵を使う場合は、火を止めてからパスタとソースを和えるなど、余熱で仕上げるのが鉄則です。
クリーム系パスタの詳しい作り方のコツは、牡蠣のクリームパスタの記事でも解説しています。
ベース別・材料と分量の目安(1人前)
この基本の分量を守れば、どんな具材を組み合わせてもバランスの取れた一皿になります。
| ベース | 材料 | 分量の目安 |
|---|---|---|
| オイル系 | パスタ(乾麺) | 100g |
| オリーブオイル | 大さじ1〜1と1/2 | |
| にんにく(みじん切り・スライス) | 1片 | |
| 唐辛子(輪切り) | 1/2〜1本(お好みで) | |
| ベーコン・ツナ・きのこなど具材 | 合計50〜70g程度 | |
| 塩 | ひとつまみ〜小さじ1/4程度(味を見て) | |
| パスタの茹で汁 | 大さじ2〜3(乳化用) | |
| 仕上げのレモン汁・しょうゆ等 | 小さじ1前後(お好みで) | |
| 粉チーズ・黒こしょう | 適量 | |
| トマト系 | パスタ(乾麺) | 100g |
| オリーブオイル | 大さじ1 | |
| にんにく | 1片 | |
| ベーコン・ソーセージなど具材 | 合計50〜70g程度 | |
| トマト缶 or トマトジュース | 150〜200ml | |
| 水(ワンパンの場合) | 150〜200ml(様子を見て増減) | |
| コンソメ(顆粒) | 小さじ1/2〜1 | |
| 塩 | 小さじ1/4〜1/2(味を見て) | |
| 砂糖(酸味調整用) | ひとつまみ〜小さじ1/2 | |
| バター・オリーブオイル(仕上げ) | 小さじ1〜2 | |
| 黒こしょう・粉チーズ | 適量 | |
| クリーム系 | パスタ(乾麺) | 100g |
| バター | 大さじ1 | |
| にんにく(好みで) | 1/2〜1片 | |
| ベーコン・きのこ・鶏肉など具材 | 合計50〜70g程度 | |
| 薄力粉(とろみをつける場合) | 小さじ1〜2 | |
| 牛乳 or 生クリームもしくは豆乳 | 100〜150ml | |
| 粉チーズ | 大さじ1〜2 | |
| 塩 | 小さじ1/4〜1/2(味を見て) | |
| 黒こしょう | 適量 | |
| パスタの茹で汁 | 大さじ2〜3(濃度調整用) | |
| 卵(カルボナーラ寄りにする場合) | 卵1個 or 卵黄1個(火を止めてから加える) |
今日の気分でベースを選んで、パスタ作りを自由に楽しもう
もうレシピ検索で迷子になる必要はありません。
- オイル系:さっぱり・シンプル・にんにくの香りで食欲を出したい日
- トマト系:しっかり食べたい・赤ソースでパスタらしさを楽しみたい日
- クリーム系:ちょっとご褒美・濃厚でまろやかな気分の日
「今日はトマト系で、具材は冷蔵庫のナスとベーコンでいこう」——そんな風に、3つのベースとこの表を手がかりに、パスタ作りをもっと自由に楽しんでみてくださいね。
cookfilm.blogでは、他にも時短パスタレシピや簡単パスタの作り方を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


