
「疲れているけど、どうしても美味しいパスタが食べたい!」 そんな時にこそ作ってほしいのが、この**「絡めるだけパスタ」**です。
今の時期、スーパーではバジルが大袋で安く売られていますよね。ジェノベーゼは手作りが難しいと思われがちですが、ある裏技を使えば5分で完成します。
さらに、火を使わずにボウルで和えることで、バジルの鮮やかな緑色と香りを最後までキープ!釜揚げしらすの絶妙な塩気と、アンチョビの深い旨味が合わさったこのパスタは、まさにお小遣いの範囲で楽しむ究極のご褒美です。
1. 材料(1人前)
| 材料 | 分量 | 備考 |
|---|---|---|
| パスタソース | – | – |
| バジル | 大袋1つ(安いもの) | 葉の部分だけを使用 |
| ニンニク | 1かけ | 芯を取って使用 |
| アンチョビ | 1〜2切れ | 塩気と旨味をプラス |
| オリーブオイル | 50ml〜(調整) | ソース用 |
| オリーブオイル | 適量 | 仕上げ用(香りの良い良質なものを) |
| 松の実、くるみなど | 15g | アーモンド、クルミなどでOK。本格的なら松の実を |
| 塩 | 適量 | ソースの味見用(アンチョビの塩気があるので注意) |
| パスタ | 80〜100g | お好みの太さでOK |
| 具材 | – | – |
| 釜揚げしらす | 30g |
2. 調理工程(調理時間:約10分)
このパスタの成功の鍵は、ソースの塩加減と混ぜ方にあります!
STEP 1:ジェノベーゼソースを作る
- バジルを準備: バジルの葉をちぎり、ニンニク、松の実(またはくるみ)、アンチョビ、塩(アンチョビの塩気があるので、ここでは入れなくてもOK)、オリーブオイル(ソース用)をミキサーまたはフードプロセッサーに入れます。
- 攪拌(かくはん): 全体が滑らかになるまで一気に攪拌します。
- 調整(重要): 混ぜてみて回りにくいようなら、オリーブオイルだけでなく水を少量ずつ加え、ミキサーがスムーズに回る滑らかさになるまで調整しながら回します。
- 味見: この時点での塩味は、少し薄いと感じる程度でOKです。パスタの塩気や釜揚げしらすの塩分と合わさってちょうどよくなります。塩味がきついと取り返しがつかないため、不安なら薄めのままにしておきましょう。
STEP 2:パスタを茹でる
- 湯を沸かす: パスタを茹でる湯を沸かし、味噌汁程度の塩分になるように塩を加えます。
- パスタを茹でる: パスタを表示時間通りに茹でます。
STEP 3:【失敗しない肝】ボウルで和える
- ボウルを用意: 大きめのボウルを用意します。火は使いません!
- ソースを投入: ボウルにジェノベーゼソースを大さじ3程度入れます。
- パスタと混ぜる: 茹で上がったパスタをボウルに移し、ソースとよく混ぜ合わせます。
- 濃度を調整: ソースがパスタに絡んでもったりしているようなら、茹で汁を少量(大さじ1〜2程度)加えて滑らかにします。
- 塩味を調整: 混ぜた後、ここで初めて味見をし、塩味が足りなければ塩を少量ずつ加えて、最終的な味を調整します。
- 盛り付け: 皿に盛り付け、釜揚げしらすをたっぷりかけます。**最後に、香りの良い良質なオリーブオイル(仕上げ用)**をひと回ししたら完成です。
【裏技】ソースは作り置きして、平日は「絡めるだけ」に!
この手作りジェノベーゼソースは、前日などに仕込んでおくと、本当にパスタと和えるだけで済むので、忙しい日の夕食に大活躍します。
- 作り置きの秘訣: ソースを清潔な密閉容器に入れ、表面にオリーブオイルを薄く張って蓋をすると、酸化を防いで鮮やかな緑色を保ちやすくなります。
- 保存期間: 冷蔵庫で2〜3日程度で使い切るようにしてください。
【裏技】市販のソースを使うなら…
「ソース作りすら面倒!」という場合は市販のジェノベーゼソースでもOK。その際も「ボウルで和える」テクニックは有効です。
- ニンニクを足す: 市販のソースに、刻んだ生のニンニクを少し混ぜ込んでみてください。フレッシュな香りが加わり、手作りのような風味になります。
- オリーブオイルを良いものに: 仕上げに少し高級なオリーブオイルを回しかけるだけで、香りが豊かになり、ソースの質感が上がります。
この**「火を使わない混ぜ方」と「塩味の段階調整」**で、あなたも失敗知らずのジェノベーゼマスターです!


